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日経トレンディ10月号 

ご覧いただき、ありがとうございます。


現在発売中の日経トレンディ10月号で、

「家作りの正解」

という特集が組まれています。

マンションだけでなく戸建てやリフォームについても

取り上げていますが、マンションについては

・将来、高い資産価値をキープできる駅は?(首都圏、京阪神)
・マンション選びの基準としたいスペックとは?

という2つのトピックスが主だったところです。

前者は、カバーされている首都圏や京阪神エリアにお住まいの方で

マンションを探す地域を特に限定されていない方には

参考になるかもしれません。

2つ目のスペックに関する記事は、

これからマンション選びをする方に、役立つのでは、と思います。

各スペックについて、購入を検討されているマンションが

満足できる水準にあるのかどうか、目安になるでしょうから。

掲載されているスペックすべてにおいて、

高い基準を満たしていることに越したことはないのですが、

ハイスペックになると、お値段もハイスペックになってしまいます。

ですから、

「この項目は外せない」「この項目はまぁ、目をつぶってもいいかな」

というメリハリをつけて判断しなければなりません。

注目すべきスペックの中でも、さらにどの項目に注目すべきか、

優先順位の付け方も紹介されています。

ひとつひとつを見ていきますと、

「この項目よりもこっちの項目の方が大事なんじゃないの!?」

と思わずツッコミを入れたくなるところもありますが、

価値感は人それぞれ。

掲載されている表を参考にしながら、

何を重視してマンションを選ぶのか、

ご自身なりの判断基準を作ってみてはいかがでしょう?


この表の中では最上位に「戸境壁」がきています。

今ではもう、戸境壁にGL工法(遮音性の点でかなり劣る仕様です)なんて

使われなくなったのでは?と思っていましたが、

まだあるんですね。

20物件ほどをピックアップして、

先に示されたスペックを中心に見比べた一覧表が掲載されていますが、

1件だけありました…。

私なら、よほどのことがない限り、

この事実が判明した時点で、

購入候補リストから除外します。




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遮音性について(その3) 

更新が滞っているにもかかわらず、

毎日多くの方にご覧いただいています。

ありがとうございます。


前回の記事から少し時間が経ってしまいましたが、

遮音性に関する記事の最終回です。

(3)周辺外部環境からの騒音

について考えるとき、音が室内へ入り込む経路になるのは、

戸外に向けて開いている部分、すなわち、

・窓(サッシ)
・通気口

などが考えられます。

周辺からの騒音を遮り、

静かな住環境を手に入れることができるか否かは

こうした開口部の遮音性能に大きく左右されます。


まず窓(サッシ)の遮音性についてです。

窓(サッシ)の遮音性能はJIS規格であるT値であらわします。

T値にはT-1からT-4まであり、

数字が大きくなるほど遮音性能が高いことを示しています。

マンションの周りが特に騒音が激しい地域でないかぎり、

T-1の性能すら必要ないという意見もあるようです。

しかし、とある大手ディベロッパーでは

マンションに採用するサッシの性能の最低条件として

T-1と指定しているという話を聞いたことがありますので、

購入を検討しているマンションに採用されているサッシが

T-1以上であるかという尺度は、

遮音性能を見極めるポイントの一つになると思います。

もちろん、幹線道路沿いのように通常の住環境よりも

大きな騒音が想定される場合は、

T-2以上の性能を持った遮音性能の高いサッシが必要になります。


次に通気口です。

小さな開口部ですが、ここも騒音が室内に入り込む経路となるので、

対策が必要になります。

とはいえ、ふさぐことはできません。

マンションは在来の戸建て住宅に比べて

気密性が高くなっているが故に断熱性も高まっており、

光熱費が抑えられるというメリットがありますが、

シックハウス症候群を引き起こしかねないというデメリットもあります。

こうしたことから、最近のマンションでは24時間の換気システムが

標準化しつつありますので、

通気口をふさぐというのはしてはならないことです。

ですから、騒音対策がとられた通気口というのは

それ自体に吸音材が仕込まれた仕様になっています。

細かなポイントですが、パンフレットもしくは

モデルルームの営業マンなどに必ず確認してください。



遮音性について(その2) 

ご覧いただき、ありがとうございます。


最近、新築マンションを取り扱ったテレビ番組を見ていると、

特に「買い煽り」の傾向が強いように感じます。

首都圏では、企業の不良資産売却が一段落し、

まとまった規模の土地を取得しにくくなっています。

湾岸エリアに続々と超高層マンションの建築が予定されているのも

その流れなのでしょう。

大量に供給されるタワーマンションが在庫になってしまうことを

売り手側が恐れ、「買い煽り」へとつながっているという見方は、

斜に構えすぎでしょうか。

「マンションは今が買いどき?」という疑問は

永遠のテーマのように語られています。

よく耳にするからでしょうか、

この問い自体に何ら疑問を挟むことなく

受け入れられていますが、

かなり曖昧で危険だと思います。

本来、「買い手にとってマンションは今が買い時?」

と問われるべきテーマですが、

現状では「売り手側の意向」を含んで

議論されていることが多々あります。

いつの間にか

「売り手にとってマンションは今が売り時?」

とテーマがすり替えられているかのように。

「自分にとってマンションは今が買い時?」

と考えることで、

検討すべき項目がたくさんあるマンション選びにおいて

より正確に判断できるのではないでしょうか。



前置きが長くなりましたが、前回の続きです。

(1)上下階からの騒音
(2)お隣の住戸からの騒音
(3)周辺外部環境からの騒音

の3つの騒音のうち、(1)についてご説明しましたので、

今回は残りの2つについてです。

(2)についでですが、ここではお隣にお住まいの方から

聞こえてくる騒音だけでなく、

たとえば自分の住まいにエレベーターが接していれば

そこから伝わってくる音なども含まれます。

基本的にはお隣からの音に対してどれくらいの

静粛性を確保できるか、ということになるのですが、

対策として有効になるのは、やはり

「戸境壁の厚さ」

になります。

目安としては20cm欲しいですね。

25cmあれば、安心できると思います。


バスルームやトイレなどの水回りは音を発生しやすい場所なので、

取り囲む壁はほかの部分よりも壁が厚めになっています。

しかし、将来のリフォームを考えると、

住戸内のレイアウト変更によって

お隣の住戸の水回りと自分の住戸のリビングが

通常の厚さの壁で接する可能性もあります。

ですから、水回りだけが厚めの壁であれば安心

というわけではありませんので、

戸境壁全体の厚さをチェックする必要があります。



今回は前置きが長くなりましたので、

(3)については次回、ご説明いたします。


遮音性について(その1) 

ご覧いただき、ありがとうございます。


前回、カタログの見方についての記事を投稿した際、

遮音性のお話をしました。

今回はもう少し詳しく書いてみたいと思います。


遮音性について考えるときにまず気をつけたいことは、

「気にし始めると、キリがない」

ということです。

少し耳障りな騒音を遮断すると、

それまでは気になっていなかった音が耳につくようになり、

その音を遮るためにまた別の対策が必要になる。

新たな対策を終えるとまた別の音が気になる…、

というようなことがエンドレスで起こりかねないのです。

対策には当然コストがかかりますので、

高い遮音性の追求には、マンション価格もそれなりに覚悟する必要があります。

まぁ、これは極端すぎる例かもしれませんが、

そんなことアタマに留めつつ、本題へ。


繰り返しになりますが、マンションの遮音性を考えるとき

まずは以下の3つに分けて検討する必要があります。

(1)上下階からの騒音
(2)お隣の住戸からの騒音
(3)周辺外部環境からの騒音

(1)について考えるときは、まず騒音を2種類に分けてみます。

1つめは、「重量床衝撃音」。

具体的にどのようなものかというと、“ドスン、ドスン”というような

子どもが家の中で飛び跳ねたときなどに伝わってくる音のことです。

もう1つは、「軽量床衝撃音」。

これは、フローリングの床をスリッパで歩いたときに伝わる“パタパタ”

という音や、床にスプーンを落としたときの音などのことです。

「重量床衝撃音」を遮るために効果的なのは、

コンクリート床スラブの厚さです。

つまり自分のマンションと上の階のマンションを遮っている

コンクリートの床が果たしてどれくらいの厚さであるか、ということです。

細かいことをいうと単純に厚さだけで決まるわけでもないのですが、

ここでは一応の目安として厚さにだけ注目します。

最低でも20センチは欲しいところです。

この「重量衝撃音」に対してどれくらい遮音性を確保できているかを

見極めるために、

「LH(Level Heavy)」という等級があります。

「重量床衝撃音」に対してしっかりとした対策が施された

マンションか否かを見極めるには、

LH=50(数字が小さいほど高性能)

を目安にするといいと思います。

同様に「軽量床衝撃音」には「LL(Level Light)という等級があり、

LL=45(数字が小さいほど高性能)が目安になります。

LL、LHともにこの数値を確保したマンションであれば、

性能評価書の「音響に関すること」のうち、

「重量床衝撃音」、「軽量床衝撃音」のいずれの項目においても

最高の評価となります。


(2)お隣の住戸からの騒音と(3)周辺外部環境からの騒音については

後日、ご説明する予定です。




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