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人気物件のスペック診断【D’グラフォート札幌ステーションタワー:その2】 

ご覧いただき、ありがとうございます。

今回が年内最後の記事アップとなります。

今年は終盤に耐震強度偽装問題が明るみとなり、

これまでマンション業界に対して何となく抱かれていた疑念が

一気に表沙汰となって大問題になりました。

その割には、もう落としどころが見つけられたようで、

業界の体質改善にはほど遠い結末となりそうです。


では、「D’グラフォート札幌ステーションタワー」のスペック診断へ。



■構造
 ・逆バリ工法か?     → No
 ・アウトフレーム工法か? → No
 ・地震対策        → 非免震


<コメント>
逆バリ・アウトフレーム工法については一長一短があり、

採用されていないことが即マイナスポイントとはなりません。

それよりも気になるのは、地震対策。

超高層マンションですから、万が一の大地震に対して

どのような構造的備えがあるのか、というところが要チェックポイントになります。

札幌市付近は、地震が発生した際に揺れやすいとされています。

全般的に地盤がやわらかいのです

(中央防災会議によるレポートはこちらから ご覧になれます)。

ですから地震対策が特に気になります。

ウェブサイト上に紹介されている構造についての解説は

押さえるべきポイントは押さえていますが、

プラスαがない、という印象です。

ちなみにサイト上に「構造評定」という項目がありますが、

これは法で定められた「必須」のものであって

より優れた構造とするためにディベロッパーが

積極的に導入したものではありません。





■天井高 → 未確認

<コメント>
ウェブサイト上では確認できませんでした。

図面集などでご確認ください。

その際、目安となるのはリビング・ダイニングで2,550mm。

これ以上は確保してあってほしい。

住居は当然のことながら「空間」です。

間取りという2次元だけでは、

その大きさを推し量ることはできません。

天井高も間取りと合わせてチェックしてくださいね。



■遮音性
 ・戸境壁の遮音性   → 未確認
 ・外壁の遮音性    → 未確認
 ・サッシの遮音性   → T-2
 ・上下階の遮音性   → ★★★☆☆
 ・水回りの遮音性   → 未確認


<コメント>
ウェブサイト上の情報が少ないのでコメントしづらいのですが、

サッシにT-2レベルの仕様を採用しているところから

駅前という立地上、周辺騒音への対策は念入りに行っているのかな、

と推測できます。

もちろん、外壁がどのような仕様になっているのかもあわせて

チェックしてくださいね。

当物件はRC(鉄筋コンクリート)造なので

外壁のコンクリート厚は180mm程度あり、

騒音を増幅させる恐れのあるGL工法が採用されていなければ

外部騒音に対してはかなりの遮音性が確保できると思います。

細かいポイントですが、

バルコニー側に取り付けられた給気口(レジスター)は

空気の通り道となるだけでなく音の通り道ともなります。

外壁やサッシでしっかりとした遮音対策がなされていても

給気口から文字通り音が筒抜けになり

騒音が室内に侵入してくるのです。

消音タイプのレジスターを採用しているかも

あわせてご確認ください。

上下階の遮音性についてはコンクリート床スラブ厚が230mm確保されているので、

小梁が適切に配されていれば重量床衝撃音に対しては

一定の遮音性を期待できると思います。

軽量床衝撃音についてはフローリングの性能だけでは判断できませんので、

設計性能評価書において音環境についての評価が記載されていれば

(音環境の選択項目なので評価されていない場合があります)

重量床衝撃音とあわせてご確認ください。

戸境壁については、コンクリート厚が200mm以上で

ビニールクロス直貼り(GL工法は論外)であること、

水回りの遮音性については、洗面室やバスルームなど

音の発生源が9.5mm厚、もしくは12.5mm厚のプラスターボード

2枚貼りで施工されているかなどがチェックポイントになります。


(次回に続きます…)


【上記は2005年12月28日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるよう に努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの 情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】

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人気物件のスペック診断【D’グラフォート札幌ステーションタワー:その1】 

ご覧いただき、ありがとうございます。

今回、新たに診断する物件は「D’グラフォート札幌ステーションタワー 」です。

先日、募集いたしました物件診断にご応募いただいた

にゃんちさんからのリクエストです。

>にゃんちさん

リクエスト&いつもご覧いただき、ありがとうございます。


物件の立地はJR札幌駅前。

総戸数336戸、地上40階建てのタワー型マンションです。

駅の真ん前、ということで利便性は良さそうですね。


では、早速診断していきます。

いつものように、診断材料は基本的に物件のウェブサイト上に

掲載されている情報のみとします。



■用途地域 → 商業地域


<コメント>
広場を挟んで札幌駅の正面に位置するということで

敷地が商業地域に属するのはごく普通のことでしょう。

商業地域に立つマンションで注意しなければならないのは日照。

住居地域などでは規定されている日影規制が商業地域にはないため、

購入当時は住戸内への陽射しがあったのに

隣接した敷地に超高層のビルなどが建設された途端、

室内は1日中1年中、日影になってしまうということが

ままあります。

「D’グラフォート札幌ステーションタワー」の敷地周辺を地図で確認しますと

南と東には大きな幅員の道路、北側も狭いながら道路に接し、

西側のみ建物が隣接しているようですね。

さらに道路を挟んだ南側は駅前広場になっているということも考えると、

北側、西側に窓を設けた住戸でない限り

日照が大きく妨げられる可能性は低そうですね(ゼロではありません)。




■性能評価書 → 設計性能評価:取得
         建設性能評価:取得予定

<コメント>
物件のHP上には記載が見あたりませんでしたが、

こちらのページ に大和ハウスとしての性能評価書に対するスタンスが説明されており

その中で両評価書とも取得している(建設性能評価については完成後に取得)

とありましたので上記のように書きました。


にゃんちさんは、この物件をすでにご契約済みということなので、

竣工検査が大きなポイントになります。

竣工検査とは、要は引渡のこと。

契約通りに仕上がっているか業者立ち会いのもと、

チェックを行うというものです。

この際には、可能であれば専門家に同行をお願いすることを

オススメします。

専門家以外の方が正確なチェックするというのは大変難しいからです。

ディベロッパーによっては自ら「チェックシート」を作成し、

そこに記載された部分以外には購入者のチェックが及ばないように

仕向けたりすることもあります。

さらには、「竣工検査を30分で済ませてください」などと

平気で言う業者もいます。

丁寧に竣工検査を行えば3~4時間程度かかるところを

たった30分で済ませろ、などと言ってくるようであれば

それだけでそのマンションディベロッパーの企業体質を

疑いたくなります。

このあたりのお話は改めてまとめる予定です。

(次回に続きます…)



【上記は2005年12月26日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるよう に努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの 情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】

人気物件のスペック診断【ザ・ライオンズ池田:その3(最終回)】 

ご覧いただき、ありがとうございます。

ザ・ライオンズ池田 」のスペック診断(最終回)です。

今回は設備などを中心に見ていきます。


■給水管はさや管ヘッダー工法? → 未確認


<コメント>
通常、柱や壁、床などの躯体(くたい)に比べて、

設備関係の寿命は短くなります。

このため、メンテナンスしやすい仕様となっているかが

見極めるポイントのひとつになるのです。

さや管ヘッダー工法は、給水時の水圧が安定しているだけでなく

メンテナンス性に優れている工法。

もはや当然のこととして採用されているべき、

と言えるかもしれません

パンフレットで確かめるか、販売員に問い合わせるなどの方法で、

ご確認くださいね。



■キッチン
 ・ディスポーザー   → 未確認
 ・浄水器       → 有り
 ・バス給湯操作パネル → 有り
 ・食器洗い乾燥機   → 有り
(オプションの可能性有り)


<コメント>
ディスポーザーはもはや標準で装備していて欲しいアイテムです。

その他、浄水器、バス給湯操作パネル、食器洗い乾燥機などの

3点はオプションの可能性があります。

紹介されているサイト上を見ますと、

一見、標準装備として掲載されているようにも見えます。

注意して見ると下部に注釈として小さく書かれていますが、

少々紛らわしいですね。

オプションも含めた写真を掲載するのであれば、

どれがオプションなのか、明示すべきだと思います。




■洗面室(パウダールーム)
 ・曇り止めヒーター内蔵洗面鏡 → 有り
 ・洗濯機の目隠し扉       → 未確認
 ・リネン庫          → 一部有り
 ・ヘルスメーター収納     → 有り


<コメント>
洗面室の設備等について紹介するページにおいても

どのアイテムがオプションなのか明示されておらず、

良心的な表現とは言えません。

リネン庫については、ウェブサイト上に掲載された図面を見る限り、

標準で設けられているようです(間取りのタイプによっては、

リネン庫よりも大きな「物入」と記載されています)が、

リネン庫を紹介するページでは

「一部タイプを除く」

という注釈がありますので、

全戸に標準で設けられているわけではないようです。

モデルルームでアピールしやすいアイテムについては、

オプションなのか標準なのか曖昧であるにしろ、

しっかりと用意されているなぁ、という印象をうけます。



■バスルーム
 ・バスタイプ     → フルオートバス(?)
 ・浴室暖房換気乾燥機 → Yes
 ・ユニットバスサイズ → 1416(?)~
 ・低床型ユニットバス → 未確認


<コメント>
バスタイプについては、サイト上に掲載されている

「給湯ボイスリモコン(バス給湯操作パネル)」の写真を見る限り、

フルオートバスタイプだと思われますが、

明確にその旨を説明している項目は見あたりませんでしたので

(?)付としました。

ユニットバスサイズは、掲載されている図面が一部判読しづらく

1416なのか1418なのか読み取れませんでしたので(?)付としました。

専有面積が小さい間取りの場合、ユニットバスも小さいタイプに

なりがちですが、やはり1418は欲しいところです。

低床型ユニットバスについては、

サイト上で確認できませんでした。

この物件のターゲットがかなり若い世代のファミリーに

焦点を絞っているからかもしれません。




■トイレ
 ・便器タイプ        → 未確認
 ・温水洗浄機能付き暖房便座 → 有り
 ・施錠方式         → 未確認
 ・扉のアンダーカット    → 未確認


<コメント>
温水洗浄機能付き暖房便座についてサイト上で紹介されていますが、

オプション設定である可能性もあります。

どのようなタイプの便器が採用されているか、

あまり関心を持たれないかもしれませんが、

どのような仕様となっているのか、

毎日使うモノですからしっかりとチェックしたいアイテムです。

便器にはどのようなタイプがあるのかについては

こちら をご覧ください。

施錠方式とは、万が一、トイレ内でトラブルが発生したとき、

外から中にいる人を助けるために解錠できるか、

ということです。

また、扉のアンダーカットとは、

トイレ内で換気扇を作動させる際、

外気をトイレ内に取り込みやすいように

扉の下の部分に確保されているすき間のことです。

いずれも細かな点ではありますが、

そうしたところまで神経がとどいた設計がなされているか、

見極めるポイントにも項目でもあります。




■玄関
 ・玄関アルコーブ             → 有り
 ・耐震玄関ドア              → 有り
 ・玄関ドア:サムターン回し対策      → 有り
 ・玄関ドア:2ロック式           → 有り
 ・玄関ドアキー:リバーシブル&ディンプル → 有り
 ・インターホン              → カラーモニター付


<コメント>
サイト上の間取りを見る限り、

外廊下から一段奥まったところに扉を設けている

玄関アルコーブが確保されています。

この仕様は最近ではかなり普及してきているようです。

耐震玄関ドアも同様です。

そのほか、玄関ドアのサムターン回し対策や2ロック式、

リバーシブル&ディンプルキーは、

セキュリティ対策としての基本アイテムです。

このうち、2ロック式についてはウェブサイト上で

特に説明されているわけではなく、

玄関扉の写真に2ヵ所の鍵穴が見受けられることから

「有り」としました。

インターホンは、録画機能もあれば尚良し、です。

玄関周りで必要な設備は整っている、という印象です。




■その他
 ・バルコニーのスロップシンク → 有り
 ・ネット環境         → 100Mbps
 ・24時間ゴミ出しスペース    → 未確認


<コメント>
当物件は、ゴミ出超高層のタワー型マンションではありませんので、

ゴミ出しスペースについては無くてもいいかもしれません。

ネット環境については、ウェブサイト上に

「最大100Mbps(予定)」

とあります。

「最大」とあるのはベストエフォート(使用条件次第では、

ここまでの速度となりませんよ、という意味です)で、

ということでしょうから理解できるのですが、

「(予定)」というのが不可解です。

容量が小さい回線になるかもしれないという意味なのでしょうか。

まさかとは思いますが、

384戸(うち住宅は383戸)の規模に

100Mbpsの光ファイバーを1本しか引き込む予定がないというのであれば

とうていブロードバンドなどとは言えるネット環境にはならないでしょう。

これだけの住戸があれば、100Mbpsを15本程度は欲しいところです。

この点は販売員に確認してくださいね。



<全体のコメント>

設備に関しては、ところどころ気になる点はありますが、

充実している印象です。

しかし、構造や遮音性能などマンションの

基本性能に関わる部分については、

サイト上の情報が少ないこともあり気になります。

繰り返しになる項目もありますが確認したほうがいいと思われるのは、

1)耐久性の高い、いわゆる「100年コンクリート」を採用しているか。

2)水回りの遮音対策

などです。

1)については、ほぼ100年間は大規模な補修をしなくても

鉄筋の腐食やコンクリートの劣化が発生しない性能のコンクリートのことで、

耐久設計基準は30N/mm2以上となります。

コンクリートの性能は、キッチンや水回りの設備などに比べると

地味ではありますが、重要なポイントです。

コンクリートがどのような仕様になっているか、

販売員に必ず確認してください。

2)については、洗面室やトイレ、バスルームなどを

9.5mm厚のプラスターボード2枚貼り、もしくは

12.5mm厚のプラスターボードでしっかりと囲っているか、

チェックする必要があります。

これも地味なところですが重要な点。

見栄えのするところにはお金をかけ、

完成すれば見えないところのコストを徹底的に削るという設計方針であれば、

最近の耐震構造偽造問題で明るみになったように、

住み続けるうちにいろんなところで不具合が発生してくる

可能性が高くなります。


>セルさん

ざっとスペック診断をしてきましたが、

いかがでしょうか。

もしご不明な点がございましたら、

メールなどでお問い合わせいただければと思います。

可能な範囲でお答えいたしますので。

【上記は2005年12月21日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるように努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】



人気物件のスペック診断【ザ・ライオンズ池田:その2】 

ご覧いただき、ありがとうございます。


前回に引き続き、ザ・ライオンズ池田のスペック診断です。

では、早速。



■天井高 → 未確認


<コメント>
物件のウェブサイト上では確認できませんでした。

モデルルームに行けば図面集を手に入れることができると思いますので、

そちらの断面図などでご確認ください。

ちなみにリビング・ダイニングでは少なくとも2,550mm、

できれば2,700mmくらいは確保されていてほしいところです。

なお、天井は将来のリフォームなどを考慮した二重天井になっています。




■遮音性
 ・戸境壁の遮音性   → ★★★☆☆
 ・外壁の遮音性    → ★★★☆☆
 ・サッシの遮音性   → 未確認
 ・上下階の遮音性   → ★★★☆☆
 ・水回りの遮音性   → 未確認


<コメント>
戸境壁のコンクリート厚は180mm以上となっています。

お隣の住戸から聞こえる生活騒音を遮るために

十分な対策が施されているか否かを見極めるポイントとして、主に

・住戸間のコンクリートの厚さ

・音の発生源となる水回りから音を洩らさないための
 プラスターボードの厚さと枚数

などがあげられます。

遮音性の高さをアピールしている物件では、

戸境壁のコンクリート厚は200mm以上で

設計されていることが多いという点を考慮すると、

少し見劣ります。

また、水回りで発生する音はお隣だけでなく、

同じ住戸内で隣り合う居室などにも響きます。

ウェブサイトに説明はありませんでしたが、

詳細な図面で水回りを囲っているプラスターボードは

9.5mm厚ではなく12.5mm厚を採用しているか、

もしくは12.5mm厚であれば2枚重ね貼りとなっているか、

ご確認ください。

外壁のコンクリート厚は遮音性の観点からは平均的ですが、

気になるのは、外からの騒音を増幅する可能性がある

GL工法を採用しているところと、

プラスターボードの厚さに関する記述がないこと。

後者については、図面集などで

9.5mm厚ではなく12.5mm厚のタイプを採用しているか、

という点がチェックポイントです。

上下階からの騒音に対する対策は、

コンクリート床スラブ厚が200mm確保されている点は

評価できますが、二重床となっていないません。

このあたりでコストダウンしているのでしょう。

フローリングにはLL-45等級のレベルのものを採用とありますが、

ウェブサイト上にも注釈がありますように

住戸内でLL-45等級を確保できているわけではありません。

あくまでも、フローリングのみ、です。

ちなみにLL-45等級の性能が住戸として確保されていれば、

軽量床衝撃音(スプーンなどの落としたときに生ずる音)への遮音性は

性能評価書において最高ランクとなります。

サッシについては記載が見あたりません。

パンフレットもしくは販売員にご確認ください。

チェックポイントは、

「T-1以上の性能」であること。

こちら に解説をまとめておりますので、

よろしければご覧ください。



(次回に続きます…)

【上記は2005年12月18日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるように努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】

人気物件のスペック診断【ザ・ライオンズ池田:その1】 

ご覧いただき、ありがとうございます。


今回は、先日募集致しました物件診断 にご応募いただいた

セルさんからのリクエストにお応えします。

セルさん、ご応募ありがとうございました

(なお、募集は現在も行っておりますが、

お応えするまでに少々お時間をいただきますのでご了承ください)。



物件は「ザ・ライオンズ池田 」です。

場所は大阪府池田市。

ディベロッパーは大京、

地上15階建、総戸数384戸の大規模マンションです。

今回の耐震強度偽造問題を受け、

大京では「姉歯とは無関係」という趣旨のプレスリリースを出しています。

しかし、問題が姉歯だけに限らないことは明らかな現状では、

大京のマンションを購入しようと検討されている方には、

説得力に欠ける対応だと思います。

先日の記事で取り上げましたように、

大手ディベロッパーの大半が、

過去に販売した物件の自主再点検を行っている状況に比べて

腰の引け具合が際立ちます。


それでは、スペックを診断していきます。

なお判断材料はこれまで同様、基本的にウェブサイトで

公開されている情報のみとします。


■用途地域 → 未確認

<コメント>
ウェブサイト上には未掲載です。

チラシの下部に書かれている「物件概要」には

記載されていると思いますので、そちらでご確認くださいね。

注意したいのは、商業地域と工業地域。

詳細についてはこちらにまとめておりますので、ご覧いただければと思います。

なおマンションの敷地だけでなく、周辺の用途地域の確認もお忘れなく。



■性能評価書 → 設計性能評価:取得済
         建設性能評価:取得予定

<コメント>
大京では、性能評価を取得していることを

ひとつのアピールポイントにしているようですね。

その点は評価できます。

問題は、中身。

一つ一つの項目について、

下された評価内容を吟味することはもちろんですが、

ディベロッパーが性能評価を単なる客集めの材料、

というようにとらえていないか、見極めることも必要です。

判断の目安となるのは、 「音環境に関すること」が

含まれているか否か。

詳細は、こちらをご覧くださいね。



■構造
 ・アウトフレーム工法か? → No
 ・逆バリ工法か?     → No
 ・地震対策        → 非免震

<コメント>
アウトフレーム工法、逆バリ工法は、必ずしもメリットばかりではありません。

たとえば、バルコニーから望む眺望がすばらしい立地であれば、

手すり部分がコンクリートとなる逆バリ工法は視線が遮られることになり、

せっかくの周辺環境を楽しむことができません。

「ザ・ライオンズ池田」の場合、隣棟間隔はさほど余裕があるわけでもなく、

敷地周辺に公園や河川などのびやかな景色が広がっている、

というわけでもないようです。

であれば、「アウトフレーム工法+逆バリ工法」を

採用するという選択をしてほしい。

何故「アウトフレーム工法+逆バリ工法」としなかったのか、

モデルルームなどで販売員に質問されてみてはいかがでしょうか?

地震対策については、特に記述がないので

おそらく免震構造は採用していないでしょう。

免震は、大きなアピールポイントになりますので、

採用していれば必ずウェブサイト上に書かれていると思いますので。

当物件のサイトを見る限りでは、

地震に対する特別な対策は施されていないようです。


(次回に続きます…)

【上記は2005年12月18日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるように努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】

人気物件のスペック診断【ザ・ライオンズ池田:その1】 

ご覧いただき、ありがとうございます。


今回は、先日募集致しました物件診断 にご応募いただいた

セルさんからのリクエストにお応えします。

セルさん、ご応募ありがとうございました

(なお、募集は現在も行っておりますが、

お応えするまでに少々お時間をいただきますのでご了承ください)。



物件は「ザ・ライオンズ池田 」です。

場所は大阪府池田市。

ディベロッパーは大京、

地上15階建、総戸数384戸の大規模マンションです。

今回の耐震強度偽造問題を受け、

大京では「姉歯とは無関係」という趣旨のプレスリリースを出しています。

しかし、問題が姉歯だけに限らないことは明らかな現状では、

大京のマンションを購入しようと検討されている方には、

説得力に欠ける対応だと思います。

先日の記事で取り上げましたように、

大手ディベロッパーの大半が、

過去に販売した物件の自主再点検を行っている状況に比べて

腰の引け具合が際立ちます。


それでは、スペックを診断していきます。

なお判断材料はこれまで同様、基本的にウェブサイトで

公開されている情報のみとします。


■用途地域 → 未確認

<コメント>
ウェブサイト上には未掲載です。

チラシの下部に書かれている「物件概要」には

記載されていると思いますので、そちらでご確認くださいね。

注意したいのは、商業地域と工業地域。

詳細についてはこちら にまとめておりますので、ご覧いただければと思います。

なおマンションの敷地だけでなく、周辺の用途地域の確認もお忘れなく。



■性能評価書 → 設計性能評価:取得済
         建設性能評価:取得予定

<コメント>
大京では、性能評価を取得していることを

ひとつのアピールポイントにしているようですね。

その点は評価できます。

問題は、中身。

一つ一つの項目について、

下された評価内容を吟味することはもちろんですが、

ディベロッパーが性能評価を単なる客集めの材料、

というようにとらえていないか、見極めることも必要です。

判断の目安となるのは、 「音環境に関すること」が

含まれているか否か。

詳細は、こちら をご覧くださいね。



■構造
 ・アウトフレーム工法か? → No
 ・逆バリ工法か?     → No
 ・地震対策        → 非免震

<コメント>
アウトフレーム工法、逆バリ工法は、必ずしもメリットばかりではありません。

たとえば、バルコニーから望む眺望がすばらしい立地であれば、

手すり部分がコンクリートとなる逆バリ工法は視線が遮られることになり、

せっかくの周辺環境を楽しむことができません。

「ザ・ライオンズ池田」の場合、隣棟間隔はさほど余裕があるわけでもなく、

敷地周辺に公園や河川などのびやかな景色が広がっている、

というわけでもないようです。

であれば、「アウトフレーム工法+逆バリ工法」を

採用するという選択をしてほしい。

何故「アウトフレーム工法+逆バリ工法」としなかったのか、

モデルルームなどで販売員に質問されてみてはいかがでしょうか?

地震対策については、特に記述がないので

おそらく免震構造は採用していないでしょう。

免震は、大きなアピールポイントになりますので、

採用していれば必ずウェブサイト上に書かれていると思いますので。

当物件のサイトを見る限りでは、

地震に対する特別な対策は施されていないようです。


(次回に続きます…)

【上記は2005年12月18日現在のWebサイトに掲載されている内容に基づきます。また、数値などは正確であるよう に努めていますが実際と異なる場合もあり得ますので、購入を判断される際には必ずご自身でご確認のうえ、ご自身の責任でご判断ください。万一、当ブログの 情報に基づいて何らかの不利益を被られても当方は一切の責任を負いません。】







対応の違いにあらわれる、ディベロッパーの企業風土。 

ご覧いただき、ありがとうございます。


芋づる式に次々と明るみになる偽造問題ですが、

業界としてはなんとか沈静化を図ろうと躍起になっていますね。

「姉歯」とは無関係であるだけでなく、

自社が手がけた物件を再点検しているとアナウンスしています。

しかし、ディベロッパーによって対応の仕方に微妙な違いがあります。

こちら にある表をご覧ください。

この記事は12月11日に掲載されたものですから

現在ではさらに進展があるかもしれませんが、

住友不動産と三菱地所の対応が眼につきます。

住友不動産は再点検の対象が現在販売中の物件のみ

(記事文中には今後拡大予定とありますが…)。

三菱地所に至っては再点検の対象すら示していません。

これは自社ブランドに対して世間からの信頼が厚い、

という自負故なのか、それとも…。



本日22時より、テレビ東京系列。 

本日12月13日、22時からテレビ東京系列で放送される

ガイアの夜明け 」において耐震強度偽装問題がとりあげられます。

質の高いドキュメントとして定評のある「ガイアの夜明け」ですから、

どこまでこの問題に踏み込むことができるのか、期待しています。





募集。スペック診断物件 

ご覧いただき、ありがとうございます。



ここのところ、耐震強度偽造問題についての話題が続きましたが、

マンションのスペック診断 を再開しようと思います。

従来通り、販売マンションのHPに掲載されている情報に基づき

診断を行いますが、対象となる物件をこのブログの読者の方から

募集します。

もちろん、無料。

ご依頼が多数あった場合は、すべてにお応えできないこともありますので、

その点はご了承くださいね。

また、HP上の情報は販売戦略上、モデルルームオープンが

間近にならないと、コンテンツがなかなか増えないという事情もありますので、

マンションの建設が公になったばかり、という物件は

時期を見てスペック診断を行いますので、しばらくお待ちください。

こちら に応募フォームをご用意しましたので、

どしどしお申し込みください。

スペック診断を通じて、

少しでもマンションを見極めるコツをつかんでいただけるとウレシイです。





スーパーゼネコンの影 

ご覧いただき、ありがとうございます。


時間が経過するにつれ、さらに登場人物が増えてきました。

それだけ、この強度偽造問題が建築業界において根深い、ということです。

現在マスコミを賑わしている主役級の人物や企業が

この先、脇役に追いやられるほど大物が登場するかもしれません。

とうとうスーパーゼネコンの名前が出てきました。

大阪市内のホテルでも強度偽造が判明

スーパーゼネコンとは、

大手ゼネコンの中でもさらに抜きんでた企業として

鹿島、大成、大林、清水、竹中のことを指します。

一般的には名のある企業にはそれにふさわしい

「技術力」などが備わっているはずです。

私も仕事上、スーパーゼネコンの人たちと関わることがありましたが、

一般論としてやはり他のゼネコンと比べて

レベルが高いと実感する場面が何度かありました。

しかし、中には「いかにも」な建築業界の色に

染まっている人もいるのでしょう。

また、企業の存在価値を高めている「技術力」には

リスクと裏腹な側面があることは以前の記事 でも申し上げた通りです。


12/5の日経新聞には「姉歯」と無関係であることを

アナウンスしている企業名などが掲載されていましたが、

問題の根元は「姉歯」ではありません。

建築業界です。

あなたが検討しているマンションのディベロッパーは、住宅保証機構に登録していますか? 

ご覧いただき、ありがとうございます。

耐震偽造問題の件で、にわかに注目を浴び始めた住宅保証機構

今、購入をご検討されているマンションや、

すでの購入されて建設中、もしくは完成したマンションの

ディベロッパーなどが登録されているかどうか、

こちらのサイト で検索できます。

マンション購入を検討されている方は、

ディベロッパーなどが登録しているか否かを

判断基準とするのもひとつの方法だと思います。






耐震強度偽造問題その7 

ご覧いただき、ありがとうございます。


今回は前々回の記事 に引き続き(2)建築士と(3)行政の側面から

考えてみます。

ただ、両方ともにマンションの購入を予定している方にとっては

さほど有益な話ではないのかもと思い、

さらっとメモ程度に留めます。


(2)建築士

下請が抱える悩みというのは建築業界に限らず

どこも同じでしょうから、

仕事がもらえなくなるかもしれない、

というのは理由にならず。

むしろこれを機に建築士の試験制度をはじめとする

透明化が望まれます。

例えば、資格試験予備校との関係。

詳細は割愛しますが、建築士の試験を受験したことがある方

であれば、腑に落ちないことが多々あったと思います。

少なくとも私が受験した当時はそうでした。

予備校にとってはオイシイ、受験生にとっては迷惑な

試験スケジュールは今も相変わらず。

きな臭さを感じるのは、私だけではないはずです。

当ブログはマスコミの方にもご覧いただいているようなので、

このあたりは是非追究していただきたい。

今回の一件を受けて、建築士の資格を更新制にするという話が

出てきていますが、この実現は難しいと見ています。

少なくともすべての建築士に適用されないでしょう。

一般の建築士だけでなく、著名な「建築家の先生方」まで

これに応ずるとは思えない。

「建築家の先生方」の中には、

普通の感覚では考えられないほど

「実力」をお持ちの方もいますので。





(3)行政

まずは地方自治体について。

少し前までは建築主事だけが許可していた建築確認申請ですが、

私が仕事で関わったことがある主事たちは

おしなべて優秀な人ばかりでした。

膨大な知識量に裏付けられた的確な指摘に

舌を巻いたものです。

しかし、建築主事にどれだけの手当があるのかわかりませんが、

給与では報われない仕事だと思います。

同様の業務を請け負うようになった民間も含め、

「膨大な計算書を調べて、見抜くのは無理」

と言い訳している者もいますが、

自分の無能ぶりを世に宣言しているだけです。

次に、国土交通省。

この際ですから、開きかけたパンドラの箱蓋を

全開にしてもらいたい。

現存するマンションの全棟検査、いいですねぇ。

建築基準法の遵守は当然ですが、

竣工図とマンションの建物が完全に合致しているかまで

調べていただきたい。

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